タオルの用語集＜ま行＞

ま行

巻き返し
紡績工程の一部。精紡機で出来た糸は、自動スプライサー（結び目のない糸つなぎ）付きの自動ワインダーという機械で、一定の大きさとかたさのボビンに巻き返されます。このときに糸の欠点であるネップ、混入した小さいゴミ、糸ムラなどが除去されています。巻き返し工程で、円筒状のボビンに巻かれたものがチーズ、円錐状にボビンに巻かれたものがコーンと呼ばれています。
タオルの紡績工程参照

マフラータオル
（タオルマフラー）
スポーツタオルやウォーキングタオルの汗拭きとの兼用でつくられていたものは伸び悩んでいましたが、吸湿性と保温性に特化し、様々な素材や織り方を組み合わせたものが評判を呼び、サッカーや野球の応援用につくられるものとは別に普及しています。

耳
織り方向に平行に右と左につく平織りの部分

綿花
綿花は、綿葵科ゴヒピウム（Gossypium）属の亜熱帯植物です。開花後2〜3日で花は萎み、50〜60日かけて実が膨らんだ後、朔が内からはじけるように破れて綿の繊維が出てきます。この朔の内側にある繊維がふっくらと膨らんできます。これがコットンボール（綿花）と呼ばれています。綿花とは植物の花ではなく、このコットンボールを指します。

メンフィス綿
ミシシッピー州で栽培されている綿で、主に欧州に輸出されています。綿と種とを分割するジンという機械に旧式のものを使用しているものが多く、時間がかかるため綿に割高感がありますが、繊維の傷みが少ないことに着目して、これを好んで使用する紡績会社もあります。

匁（もんめ）
重さの単位。
１匁（もんめ　≒　3.75g
生地の加工や取引で使用