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タオルの用語集<か行>
か行
海島綿 (シーアイランド綿) |
西インド諸島で栽培されている超長綿です。1業種1社のみ優先的に使用出来るという制限がありますが、繊維長は1・16/32インチをゆうに超え、繊度は3.2〜3.4、シルキーな光沢としなやかさではエジプトのギザ45を上回っていますが、細番手用の糸としてはじめてそのよさが出るため、タオル用綿糸としての使用は限定されています。 |
開口運動 |
織機工程の一部。ヨコ糸に対して、タテ糸とパイル糸を上下させて(糸の口を開け)、ヨコ糸が通る糸道をつくる、開口:ヨコ糸を巻いたシャットル(杼(ひ))が通る道をつくる運動 タオルの織機工程参照 |
開俵 |
紡績工程の一部。紡績機械に投入される前の作業。糸の質と生産性とを左右する大事な作業です。 タオルの紡績工程参照 |
カリフォルニア/ アリゾナ綿 |
カリフォルニア南部のインペリアルバレイとアリゾナ州で栽培されています。サンホーキン綿に次いで良く使用されています。サンホーキン綿と同じアカラ系統の品集を栽培していますが、気候風土の違いにより、繊維長・強度・色合いともにやや劣るものになっています。 |
貫(かん) |
重さの単位。 1貫(かん)≒ 1000匁 ≒ 3.75kg 生地の加工や取引で使用 |
顔料プリント |
水にも油にも溶けない顔料(ピグメント)に、接着剤の役割を持つ合成樹脂液(バインダー)を混ぜて、生地の表面にプリントし過熱して固着させるプリント法(顔料樹脂捺染法)です。プリントした後、高温で数分間過熱する、キュアリング(ベーキング)処理すると樹脂が固まり、顔料とともに繊維に固着して、洗濯しても落ちにくくなります。 タオルのプリント工程参照 |
絹 |
天の虫という字を持つ蚕(かいこ)がうみだす絹糸は、その光沢と肌触り、そして長繊維(フィラメント)が得られ、染色した際の発色性が良いといった長所により、昔から尊ばれてきました。 |
キュプラ |
コットンリンター(綿の繊維の短いもの)を、酸化銅アンモニアで溶解をして紡出したものです。ドイツで工業生産されていたものを、旭化成社が技術導入して生産しベンベルグという商標で取り扱っています。レーヨンよりやや強度があり、やや伸度が少ない糸になっています。 |
夾雑物(Trash) |
葉や枝などの、綿花繊維以外の非リント性物質のこと |
鯨寸(くじら寸) |
織機のタテ糸とパイル糸の密度や本数を決める際に使用。鯨寸≒3.78cm |
グリッパー織機 |
従来のシャットルの代わりに、金属製のグリッパーシャトルに、織機の右が左の端にセットしたチーズに巻かれたヨコ糸をつかませて飛ばし反対まで渡す機構を持った織機 タオルの織機工程参照 |
毛 |
毛といえばウールを連想しますが、ウールは羊毛だけに使われる名称で、他の獣毛繊維(モヘア・カシミア・らくだ・アルパカ・アンゴラなど)はヘアーと呼んで区別してます。毛はドレープ性が良い、染色の深みが出る、シワの回復が早い、吸水性があるのに揮発性があるという特徴がある。家庭で洗濯すると糸の緩和と収縮が起こりやすいという欠点を持っている。毛糸をタオルをつくる糸として取り扱うメーカーは限られてます。 |
梱(こおり) |
綿糸を取引する際に使用されている単位です。 1梱(こおり)≒ 400LB(ポンド)≒181.436kg(キログラム) |
混打綿 |
紡績工程の一部。混打綿は紡績の第一ステップです。かたく絡み合った綿花はここで解きほぐされ、均一に混ぜ合わされ、同時にごみが取り除かれます。 タオルの紡績工程参照 |
混紡糸 |
性質/形状/太さなどが違う繊維を組み合わせた糸。天然繊維と化学繊維(綿+ポリエステル)など |
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