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「今治タオルソムリエ研修会」平成22年11月30日(火)「今治タオルソムリエ研修会」 日時/平成22年11月30日(火) 主催/今治タオル工業組合 今治タオル工業組合主催のタオルソムリエ研修会に参加してきました。 平成20年から開催されてきましたタオルソムリエ研修会も9回目となります。 現在、全国にタオルソムリエは765名。 そのうち本日は大阪会場へ40名のタオルソムリエが集い、研修を行いました。 今回はNPO日本オーガニックコットン協会理事長 日比 暉氏より 「オーガニックコットン製品の現況と問題点」というテーマでお話いただきました。 全世界の綿栽培の中でオーガニックコットンの占める割合は皆さんご存知でしょうか? インドの主要生産国をはじめ22カ国すべてをあわせても全体の1%にも満たないのがオーガニックコットンの現状であります。 そしてオーガニックという響きを聞いて消費者の皆さんが感じる印象は なんでしょうか? ●安心して身に着けることが出来る ●肌触りがいい ●アトピーに優しい これが消費者のアンケート調査で上位を占める回答です。 この部分がクローズアップされてしまうと、誤解を生じ、オーガニック本来の 本質を見失ってしまう危険があり、私はサイト上でオーガニックの販売を進んでしていないひとりの人間であります。 お客様の購入後のフォローまで出来ないっというのが、最終的なおおまかな答えになるのですが、そもそもオーガニックの本質を伝えなければいけないと 思っております。 今日はその上で大変貴重な内容でありました。 3年間無農薬農場で栽培された綿花を使用は周知されているとおりです。 この部分に関しては土地への配慮と環境への配慮、そして生産者の配慮が 伺えしれるところです。 そう、本来のオーガニックの本質は生産者と環境にあるのであります。 手間をかけてまで行う栽培にプレミアムをつけ、農家を助ける仕組みが 整う部分においてこの農法は成り立っています。 それを担う機関が世界水準でも設けてあります。 また、日本の国内にもその期間に属しながらも独自で設けております。 しかし、今回の問題点という話の中でクローズアップされたことは日本の 基準が世界市場の綿市場にマッチする認証に結びつけるには相当な打開策が 必要であるということも学びました。 本当のオーガニックの取り組みをしていくには相当な資本や組織をもって 行わねば、一定基準の認証を設けるのは難しいと感じました。 私が出来ることはオーガニックの本質をしっかりとお伝えしていくことに 尽きると思っております。 まだまだ、未熟であり、勉強しないといけない部分がたくさんあります。 しかし、オーガニックだから、安心というメディアや教育の偏った内容に 少し補足できるよう知識をつけねば、タオル自身の信頼も失う恐れがあると 感じております。 皆さんに快適なタオルをお届けするのがタオルソムリエの任務でもあります。 オーガニックを手にする前にどういうおもいでオーガニックを使用しようと 思われているのかをご相談していただけましたら、幸いです。 ← 今治タオル |