こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
昨日あるデザイナーさんとリモート会議をしている中で残糸タオルの説明をすると
初めてその存在を知られたようで大変興味を持っていただいた。
タイムリーにも本日の業界新聞において残糸についてトップ記事になっていたので
いとへん業界の取り組みをご紹介させていただきたい。
2009年に今治へ訪問時に残糸タオルとして安く販売されてるメーカーから大量に仕入れてネットで販売したのが
私の残糸との出会いです。
100枚の注文をいただいて100枚の商品を作るにはロスが出ないようにそしてショートしてご迷惑をかけないようにと
オーバー目に糸を巻くのはタオル業界だけでなく糸を扱う業種はすべて同じ事情があります。
いかにその残糸をなく製織するかはそれぞれの会社の方針で工夫がされるのですがどうしても生じてしまう残糸を
破棄する会社と再度集めて巻き直して商品にしたり加工品にしたりされるケースに分かれます。
残糸は寄せ集めのためにその糸立ちで作られる商品は同じ商品が次に作ることができないので味のある作品に
なるのがメリットです。
ただデザイン性に乏しく残糸次第で時には好ましくない作品となって手間をかけても在庫になる可能性もあります。
また残糸といっても改めて製織する工程は一緒であり集めて巻く手間がひとつ増えるので作業的には工賃が高くなってしまうのですがそうもいかず通常の商品より安く設定されてしまうため人件費や加工費を考えると破棄の方が安くなってしまうという
事情も伺うことがあります。
それでも破棄せずに残糸をいかに活用していくか、サスティナブルな社会動向の中で各いとへん業界は試行錯誤をされている内容が記事から伺い知ることができます。
弊社は作品にしないまでも土嚢活動やラッピング資材に活用するなどコストを抑えながら廃棄を無くす方法を独自で模索しております。
社会的に広まる結果まで出ていませんが業界あげて残糸のロスをなくし商品として価格に反映しながらSDG’sの活動へ繋げていければと思います。