こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
昨日より日本から韓国へサワダ製作所さんの工場を見学に来ております。
金浦地区にある壮大なスケールの地方アパートメント型工業団地を見て
製造業の社長さんたちも驚いておられました。
25000坪の敷地内に500社の製造業の会社がアパート形式で入居するという発想は
日本にはないからです。
中の敷地に入った一番端に韓国サワダの看板がありました。
経営は山形社長が担い現地スタッフのチャンヘリョンさんとアンチョンシクさんなど
が会社運営をされ澤田さんは月に一度の訪問をされています。
天井は高く作業スペースが大きくとれる間取りが魅力的です。
隣の工場はまた別の製造業が入居されていて澤田さんの外注先は一時間離れた先と契約しておられます。
アパート内の各フロアには車が入れるようになっているのも驚きでした。
共有食堂施設の前にも車が横付けされてます。
液面計分野の中でもボイラーに精通する国内市場の縮小が背景で韓国に進出されたのだそうですが
その話はとても深い分野までの及んでいることをお話くださいました。
海外進出を通じて学ばれたことはたくさんあられたことを
惜しみなくすべてお聞かせくださいました。
文化の違いの中でモノづくりの意識は当然異なっています。
そこを折り合いをあわせるのが海外進出で難しいところであります。
澤田社長の得意分野であるTOCの取り組みの中で改善点は他社の業務体系より
相当進んでおられますことがとてもよくわかりました。
その中でもコア・スタッフの条件として
山形社長にあげられるようにまず日本人の条件は
ストレスに強いこと、環境順応力があること
酒が強くどんな食べ物でも平気でアフターが出来ること
現地の人々に丁寧に接することが出来る人
感謝の気持ちを持つこと
自分のしたいことがはっきりとわかっている軸のある人
現地の側のスタッフとしてチャンヘリョンさんのことを
日本語が出来る人
わだかまりがなく協力してくれる人
不平不満をちゃんと伝えてくれる人
現地のビジネスに強く現地の仕事の仕方を知っている人が
好ましいとあげておられました。
素晴らしいとかんじたのはなぜ韓国進出なのかという
澤田社長の設立の意志というか学ばれたことが
海外で進出することが日本よりも安く製品が出来るという安易な
発想でなく韓国を拠点にグローバルに見ておられた点と
海外で仕事をするということは現地の人々を安く作るために
指導するのでなく現地政府に許可をもらって仕事をさせていただいているという
感覚になられていることに感動いたしました。
素晴らしいと思いませんでしょうか。
課題もいくつかありやはり一番は顧客開拓で
特にリピート顧客の開拓に取り組まれること。
そして顧客増加に伴う生産体制と・品質管理体制の再構築
さらに現場スタッフ採用のルート確保をあげておられました。
他業種におかれましても人材育成なしで発展はなく
文化を共有する懐の深い経営でないとお互いに切磋琢磨していかないことを
改めて感じたのです。
わが社が文化を超えて取り組みをすること以前にその体系と
考え方をしっかりと見据えた経営スタイルにしていけるようしたいと思いました。
貴重な体験をさせていただけますことに本当に感謝です。
ありがとうございました。
ヨタヨタやけどお気に入り!
そこまで使ってほしいタオルがあります
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