こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
結婚式の参列とともにお葬式の参列も生きていくうえで
大切な式だと思っております。
お葬式の参列にはいつも二つの役割があると思っております。
ひとつは自分への初心に戻る問いかけです。
ひとつでも多く参列させていただき自らが日頃、「生かさせていただいている」
という確認をしています。
故人をお偲びさせていただくとそう思うのです。
なんとありがたい式でいかに大切なことなのかといつも参列後は思うのです。
なかなか生きているという普段の生活に流されると生かさせていただいているという
感覚がない日があったりします。 だめですね・・・。
悲しみを受け止めながら故人から学ばせていただいていると思います。
二つ目は自分や家族が死んだときの覚悟をさせていただいてます。
私も死んでいきます。
残った家族や知人に迷惑のかからぬよう少しでも準備しておこうと
思います。
自分の死もそうですが家族の死はいくら心を調えようとしても難しいであろうと
感じます。
葬式の在り方も斎場によって学びます。
お葬式の際にご家族にどのように声をかけ
どのようにお焼香をし、導師をお招きし、礼拝するかは流儀により難しいものです。
生け花の配置も祝電の内容もご存知でしょうか。
前にならって済ませるだけでなく心からお見送りしたいといつも思っています。
数々のお葬式の参列をさせていただいておりますが
年々お葬式をなされるケースが少なくなってきているように
思います。
年賀状の文化と同様に簡素化されてきているのかもしれません。
ご自宅でなされるお葬式も最近は少なくお香典も受け取られないケースが
地元でも増えてきております。
お葬式の受付の在り方も様々です。
こちらも何度か経験させていただいてますが
数多く町内や会社、親族と交流を持たせていただいているからこそできる役柄です。
シティホールでの各宗派葬儀はプロの方の引率により滞りなく行われます。
故人を偲ぶ朗読はかたせ 梨乃さん風の少し引いた語り口でありながら抑揚をつけて
心をこめた内容で会場に流れます。どうしても故人と深い関係でなくても泣けてしまいます・・・。
音響・照明を駆使した雰囲気はホールならではの演出です。
おもむきも異なりご自宅での葬儀には近所の方の温かい参列とともに個人の好きだった曲などが
流れ、形式ばったものでなく生きた場所で出棺をさせたいご家族の思いも重なるのでしょう。
喪主のあいさつも生前の生きざまを聞いてますと残されたご家族の深い悲しみに
触れることができます。
病を患い介護が長かった親への思いが今日の喪主様のあいさつでした。
どんなに苦労が多くてもやはり家族という絆を感じるのです。
生きていることの意味を知るのです。
拍手で出棺させてやりたいと思う仲間、
棺桶に最期まで別れを惜しみ口づけする妻の涙、
葬儀が終わりみんなが帰った後にグラスと一升瓶を持って祭壇に語りかけ
親子水入らずで酒を朝まで飲む長男・・・。
それぞれが死に向き合い、生きていることが何かをもう一度感じさせて
もらえるのが葬式だと思っています。
いくら不平不満の毎日があろうとも人は死んでいきます。
私はいつも故人を親しい間柄であろうとなかろうと参列させていただくと
その周囲の方への温かい目とご家族の愛情に触れさせていただくことで
私も皆さんに生かされているということを再確認し、明日への希望と
勇気をもらっています。
故人の安らかな眠りと残された有益な魂を引き継ぎ
時代を築きあげようと思うのです。
お葬式を家族でどのようにするか、自分がどのよう生前に伝えておくかを
機会があれば設ける時間がある方がいいように思います。
生きている間に不謹慎という世論もあろうかと思いますが
相手をおもいやるからこそ行うべきことだとお葬式に参列して学ぶのです。
合掌
ヨタヨタやけどお気に入り!
そこまで使ってほしいタオルがあります
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