繊維ニュース社取材 川下から川上へのものづくり意識

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。


川下であるタオルの小売・卸販売店が川上であるタオル紡績社の糸を開発してオリジナルタオルを
作る動きが増えてきているとのことで取材に来られた。
今はそのような会社が多くなってきているそうだがそれは自然な流れと私は見ている。

今は小売りや卸などではなくすべてがメーカーになる時代なのだ。

日本の国内紡績社の紡績技術は高い。
弊社は10年前よりタオルというものづくりが一貫生産でないと知り
各現場に足を赴き様々な工場を見学させていただいてきた。
もちろん紡績工場へも訪問し様々な知識を得させていただいた。
しかし、分業であるがゆえに情報がお互いに与え合うだけで風通しがよくないことも
目の当たりにして現在のような情報公開の時代に少し遅れているという思いも一緒に
抱いたものである。

情報が行き届かないところに新たな技術開発も市場の活性化もない。
見せる部分はオープンにされる時代であり自社の得意とする部分は容易く真似される技術では無いと
私は思う。

しかしまだまだ閉鎖的な部分が多いのが日本国内での現状である。
それはタオル作り、もっといえば糸へん業界に言えるし、もっと大きく言えば日本企業の
体質そのものが閉鎖的であるようにとも言えるのだ。

だから絶えず私は横のつながりが必要なタオル業界に対しては
情報をオープンに公開していこうと
伝道師としての役割を担いながら覚悟をもって発信してきた。

そうすることで素晴らしい技術を眠らせることなく有効に活用いただき
新たなビジネスが生まれるきっかけになると信じて。

川上である各紡績社も本当は気づいておられたし実は早くから私と同じように
感じている企業は動いておられたとも言えると
私は見ている。
今になりついに行動に移されたように記者さんには見えるようであるが
そんなことはない。皆さんが水面下で動いておられたのが
これも情報公開によって見えてきただけである。

技術をエンドユーザーの声に一番近い川下の視点を取り組んだ糸で
新たな紡績糸を開発しようとされているのは当然の流れではなかろうか。

このように書くと
一概に中間業者を飛び越すことへの懸念を言われるがそれは間違いである。

すべての現段階で既存している企業は役目があり価値がある。
すべてが底上げしていけるチャンスととらえるべきで足の引っ張り合いは
利益をもたらさない。

いっときの感情でものづくりをしていては世界からいや今まで培ってきた
企業の歴史も閉じることになりかねない。

今はそれぞれの川上から川下までの立場はあったとしても情報は平等であるべきである。

それに対して行動をおこすかおこさないかの違いが大きくかかわるだけだ。

タオルヤーンクラブに代表される同業種間の中での情報交換も始まり
違和感があった企業同士もベクトルさえ揃えば自社製品の開発へも意欲的になってきている。

いい流れがきている。

ますます情報公開の時代であると私は思う。

ひとつそこに必要な要素がある。
日本人らしい道徳観があることが条件ではある。
その道徳観のある人作りが私たちの次世代の若者に対する
社会的貢献意義として努める仕事であるのだ。

災害があった日本への情報が海外に報じられて日本の道徳観の素晴らしさを知る。
先祖代々継承されてきた素晴らしい道徳観のもとでビジネスは今後大きく発展していくのであろう。

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