家庭用洗濯と業者洗濯の違いをタオルで検証

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

業務用リネンサプライの会社はホテルや旅館、エステや大衆浴場に理美容と
様々な業界で応じた衣類やタオルを洗濯してくれる。

メリットも多数あるが果たして衣類における製品などにおいては
優しい取り扱いとは一概に言えない。
業務効率を上げて如何に使用時に快適に使っていただくかが
大切なポイントであるからである。

片や自宅用で自宅洗濯機で洗い方は細かいコースまで選べる。
洗剤の量も洗濯物に応じて水量も干す時間も替えられる。

では業務効率を高めることを重視するホテルなどのタオルを
家庭で使うようにいつまでも快適で柔らかくボリュームがあり吸水性に優れ
長持ちするタオルを作れと言われても上記の理由で難しいところだ。

タオルは消耗品という意識は使用者にはなかなか無いものである。
毎日使っていると急激な変化がないからだ。
いつまでも柔らかい気持ちのいいタオルにしようと思うと
それなりの使用方法を理解していただく必要があるのである。

とはいってもまずは自分自身がリネンサプライで家庭用にタオルを
洗濯すればどのような状態になるのかを把握していなければ
語れないと思い、リネン会社に実験をお願いした。

手間を掛けず高級品をお願いしたいというわがままな
リクエストに応えるための挑戦である。
高級タオル11種を耐洗濯50回の実験をしてもらった。

安価なタオルで1000円以下、高級層では10,000円上代のタオルを使用して
行った。
結果、下記のようなタオルになって戻ってきた。

蛍光を入れたタオルも蛍光増白剤など一切無いタオルでもすべてがくすんでしまっている。


黒の染色したタオルにおいては下は新品で上のタオルは50回の洗濯でグレー系にまで
変色している。


サイズにおいてもタテヨコの収縮率は約20%を超えていて同じタオルとは思えないほどである。
(下は新品上は50回洗濯)

それはリネンサプライの取り扱いが悪いというのではなく洗濯目的が違うことが
原因だということをまずは前置きでお伝えしたい。
洗剤には塩素系洗剤を使用しないという条件であっても
業務用の界面活性剤 溶剤 抗菌剤の混合物の柔軟剤も最低限は必要であるし
高熱乾燥も避けられない。

よって収縮も色落ちも家庭よりもきつくなるのが当然である。

そのためにいくらハイラグジュアリーのホテル置かれているタオルでもボリュームはあっても
家庭であるような柔らかいタオルは存在しないのである。
あるとしたら最初だけか柔軟剤の投与でごまかしたタイプであろう。

今回は海外展開をシェアに入れた先様からの依頼なので
慎重に先様の水のあり方からリネンサプライの洗濯環境まで考慮して作品を
作ろうと思っている。

最初にお化粧しただけの上品なタオルを見せて喜んでいただいても
フタを空けたらクタクタなタオルであったら日本のタオル業界の
存亡に関わる。
やはりジャパニーズタオルはすごいっと思ってもらえうように取り引きがしたい。
まだまだ、勉強である。

使用機種:連続式洗濯機(18槽) 能力 50kg/回
乾燥機 能力 60kg/回
回 数:50回
予 洗:水 温:常温
本 洗:60℃
すすぎ:水 温:常温
乾 燥:25分
使用水・使用洗剤・助剤・柔軟剤種類は伏せる

【タオルはまかせたろ.com】のビジネスはこのようにして誕生した!
寺田 元 処女作 好評発売中
201403091557_3.jpg
「売らない」から売れる!

ヨタヨタやけどお気に入り!
そこまで使ってほしいタオルがあります
【タオルはまかせたろ.com】

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。