まかせたろ おしぼりのあり方を考える

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

宴会の席で袖が当たって生ビールがこぼれた。

宴席のみんなが親切に自身のおしぼりをサッと取り出し
全員でフォローした。
こぼした当人は気を悪くしているが周囲はそれほど気にすることでも無いと
思えるよくあることである。

そう、日本での食事の際はよくある光景なのだ。

心優しい日本人とおしぼりというお店のサービスが普通に思えることが
すごいことである。

もうひとつ、突っ込んで書いてしまえば、お店の方も気にしないでくださいと
新しいおしぼりを持ってきてくださり、大丈夫ですか?っと気遣いいただく。

誠に素晴らしいことではないか!

しかしそこには、無料サービスの観点から抜け落ちていることがある。

ひとつは、おしぼりも経費であるということ。
飲食店側とすれば、これもサービスであるが経費がかかっている。
いつの間にかどこのお店でもおしぼりで拭いてしまうお客様と店側の構図ができてしまって
いるが、ウエスを準備してこそお客様にも快適空間を与えるということは
両者が意識しないと咄嗟の場合は対応出来ないものである。

経費がかかると感じるのはお店がレンタルおしぼり屋さんに
支払いをするときに初めて感じる。
だから安いおしぼりを仕入れようとしてしまう。
行く果ては経費削減が出来ないとお店を閉じる・・・。

おしぼりはそんなために存在しているのでは無い。
幸せの場を提供する大切なものであってほしいものだ。

もう一つは汚いおしぼりをリネンする業者が存在しているということ。
ここへの配慮が両者に欠けることは仕方のないことかもしれない。

しかし塩素たっぷりの化学薬品で消毒洗浄するおしぼりは
衛生的に保つとうたいながらも、使用用途が手を綺麗に拭うから
雑巾用途で使用するものまで広がっていたんでは、衛生=安全=化学薬品の
構図は=で結ばれるはずがない。
見えない部分で妥協が生じてしまう。
おしぼりは綺麗で衛生的という発想がない日本人も増えてきているのが事実だ。

誰が悪いということでなく、おしぼりの良さを半減してしまうことが
少し残念に思えるのである。

サービスと思えば必要以上に人は欲しくなり無頓着にもふるまう。
しかし、お互いが本当のサービスを理解していくのが共育である。

綺麗な衛生的なおしぼりとウエスを準備しているお店は
繁盛をしていることは間違いない。

ヨタヨタやけどお気に入り!
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