こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
京都デザイン芸術専門学校生をインターン生として迎えて、何か社会で活用できる
商品を創り出そうと企画したのが、FM滋賀さんの名物企画のコーナーでの
タオルでした。
三択や!っちゅうてんのに四番を選んで回答するリスナーさんの優秀者に
プレゼントしたいと懇願してラジオ局の方にお願いいたしました。
番組を盛り上げる四番ボケのリスナー無くして笑いはないという制作側の
意向とデザインという点で学びを深めようとする一生懸命の学生さんの作品を
つなげたい一心で努めました。
そこに弊社の専属の刺繍職人が新たに日本では導入実績の少ないスパンコールの
ミシンを購入しましたので、これは世に知らしめるのにちょうどいいかとこの
案件も取り入れて、タックルを組んでいきます。
まずは、タオルという観点やミシンの観点・刺繍という観点を外して
学生さんに自由に作品を描いてもらいます。
びわ湖やラジオということをイメージしてふくらむ学生のアイデアを
見てみたかったのです。
いくつか描いた作品の中からいくつかご紹介。
びわこということでびわこオオナマズをイメージ。
文字だけでインパクト。
文字の中に番組名をさりげなく潜ませた作品。
色々とおもしろいデザインが多かったです。
その中で、選んだ一つをタオルに刺繍です。
しかし、この通りに刺繍出来ないのが刺繍の難しいところです。
なぜ、だめかも作品を見ながら紹介しましょう。
このデザインが原案ですが、どうしても丸い刺繍を打ち込む針数を多くして
しまうとタオル本来の吸水性が損なわれ裏打ちしている糸が堅くなって
しまいます。
四つ折りしたときにごわごわしてしまうので、これはNGだとしました。
楕円を無くして文字を小さくワンポイントにしようとします。
しかし、今治タオル自身が毛足が長くふわふわのタオル・・・。
どうしても文字を小さくすると下糸が見え隠れする作品が出てきてしまいます。
通常の市販で出ている分はこれでOKだとしているところも多いですが、
せっかくの学生による作品を世に出してあげるのに手を抜くのは許せない
気持ちが高まりました。
刺繍職人が一日掛けて、また、やりなおします。
職人はそういった作業を全く惜しむこともなくやる姿はやはりものづくりにかけるおもいを感じずにはいられません。
ちなみにこの使用したスパンコールの特徴は
通常のスパンコールを全く違う部分があります。
それは四つ止めという刺繍の仕方をすることにより引っかかりが少ないということ。 タオルには最適な方法なのです。
丸い小さいスパンコールを止めるのは今までは二箇所でした。
するとグラグラとしてしまうこともあり、引っかかりがあるのです。
また、四つ止めにすることにより刺繍糸でグラデーションカラーが表現できるので、かわいい模様も多彩に表現できます。
タオルバリエーションを変えればオリジナルの汎用性につながるため今後も
ニーズが広くなることは間違いないと思っています。
アイデアをお持ちの場合は何なりとご相談くださいませ。
やっと完成した、作品はたったの七枚しかできませんでした。
まずは7枚納品です。
まあ、FM77.0だから7枚というのも何かのご縁かも・・・。
幻の作品も含めてラジオ局に納品にいってきます!
たくさんの4番ボケを愛する皆さんに届けたいと思ってます。
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※日の丸タオルは(株)京都工芸の登録商標です
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