北海道日本ハムファイターズの44年ぶりの日本一。
そのど真ん中で真っ白な歯を見せてファンに笑い、涙を見せる男がいる。
ご存じ! 新庄剛志! (SHINJO)
私は野球小僧であったから少し彼が分かる気がするな・・・。
彼はどんなピンチでも笑顔でセンターから励まし微笑む。
チームメイトですら歯は見せない引き締まった顔である。
まして他球団はプロ意識むき出しの真相だ。
笑顔はヒーローインタビューや勝利の時に見せる。
しかし、彼は違う。
その気持ちは私が昨年まで10年間経験した草野球チームそのものだ!
今までは勝利と自分を信じて球を追っていた。
でも、草野球は違う。
相手がファインプレーをしたら褒める。
チームメイトがエラーしても笑顔でどんまい。
三振しても思い切り振って笑顔。
野球をしていること全てが楽しいのだ!
彼はそれをプロの世界でアーチスト的に劇場版にしていった。
目線が自然と身近な私たちへと向けられたくさんの野球のルールも知らなくても楽しめる野球を作り上げたのだ。 ファンを作りあげたのだ。
スポーツで歯が見えても、ファッションが奇抜でも、涙でボールが見えなくてもかぶりものをしていても草野球でも世界の野球でも有りなのだ!
そんなものはグランドの外でやれ! っも勝負の世界ではもちろん有りだ。
それが普通であろう。
しかし、見て欲しい・・・。新庄の泣きながら立つ最後のバッターボックスを
テレビで見ながら父ちゃん達が泣いている画像を!
スポーツは感動があるからスポーツだ。 そうなると新庄劇場は有りなのだ。
感性が鋭く、人間が好きで、自分が好きで、そして野球はひとつのツール。
そんな新庄選手に学ぶべきは多いと思う。
「優勝なんてどうでも良かった。死んでもいいですか・・・」
さらっと言ってしまってもチームメイトに愛される新庄さん。
ドラマはまだまだ続きますね・・・。