私は月に一度、お馴染みの整体院で疲れを癒す。
ここの先生はマジックハンドでなく口で治療すると言われるほど
絶妙なトークも売りである。
会話の具合を見極めらることが出来ることが何より素晴らしい。
部屋に入ってきた数分で大体分かるという。
語りにきておられるのか、寝ていたいのか、お客さんに応じてリラックスして
いただけるスタイルを変えていくのだ。
先生;「元ちゃん、ホームページ出したいけどどうしたらええ?」
私 ;「そりゃあ、先生の売りを全面に情報発信ですよ」
先生;「技術を語るには気が引けるなあ・・・。」
私 ;「何をおっしゃいますか! 例え公開しても大丈夫です。
日本人は特に勘違いしがちです。 隠す文化の多い国ゆえ
情報発信が苦手です。 でも今までの経験や触ってきたお客さんの
質によって得た先生の技術は何年もかかっての職人技。
そんなん、誰も真似できひんと思ってはるにゃし、何も怖がること
ないですやん。 必ず与えることは得ることにつながりますよ。」
先生;「なるほどなあ。でも場所の宣伝とかだけでもええ思ってるねん。
ほんであまりたくさん来てもらうのも限界あるし・・・
人を雇ってまでしたないしな・・・」
私 ;「場所の宣伝するページでは情報に埋もれてしまうだけですよ。
どうしても先生のところへ行きたいと思うように気持ちを込めて
作らないとあきまへんで。
作る前に心配することやないですよ。 たくさん来たら技術を
高く売ればいい。 それでもお客様は来ていただける。
身体は1つでも満足のいくお客様の接し方をすればいいんですよ」
先生;「元ちゃん、だいぶ変わったな・・・。そうか。ネタはいっぱい
あるしな・・・。」
私 ;「そう、窓口はいっぱいあります。健康トレーニング方法の提供も
冷え性への対策も整体に来ない方法も書いてしまえばいい」
先生;「よし! パソコン買うわ!」
いつもより30分長めのマッサージでした。