幼い時、初めて炭酸サイダーに出会ったときは恐る恐るであった。
初めてプシュッと栓を抜くと甘く香るけむりをつかもうと口を
近づけた。
口に含んだ瞬間、忘れられない味となって今も残る。
例えるならこんな感じでなかろうか!
コーティングを初めて3ヶ月となり本日、最終ミッションがあり焼鳥屋さんで
いっぱい飲んだ。
はじめは・・・
琵琶湖の見えるホテルラウンジで会ったコーチはいかにも緊張した若者だった。
コーヒーを二人で5杯は飲んだだろう。
コーチとして1人のクライアントしか経験のない彼にサイダーを飲むあの頃の好奇心が私には湧いてきた。
彼から何を体験させていただけるのだろうかと!
純粋な彼の目に何かを感じた。
1回目のセッションは本当に栓を抜いた時の感動を味わった。
ドキドキ感の中、色々手探りで話し合う。
これから寺田という人間のどこの部分をくすぐりだしていただけるのか?!
楽しみが湧いたのを覚えている。
シェアが始まると二人の距離が縮まっていく。
導かれるままに自分をさらけ出し、彼もさらけ出す。
大きな心の響きがあると共感しあう。 なるほど、これがコーティングなんだ。
今日、そのシェア最終日は同じ、琵琶湖の見えるラウンジで再会した。
あの時とは違うお互いの成長と変化に気付き合っていた。
クライアントとコーチの間柄は終了しちゃうがいつまでも忘れられないサイダーの味のように私の身体には染みついた出来事であった。
これからの彼の益々の成長を願う。
又、この成長させていただいた私のご恩返しは
気づいた変化を如何に生き方に応用できるかにあると心得た。
短かった3ヶ月のコーティング。
これで終わりでない。ここから始まる。