朝、6時に散歩出掛けると開門を待つファンの列が出来ていた。
琵琶湖の湖西に大津びわこ競輪場がある。
「高松宮記念杯」が6月1日から4日まで開催されている。
競輪事業の収入は年々減っており、累積赤字は約6億円に上る見込み。
このびわこ競輪の同杯への依存度は7割以上になる。
今年はいろんなイベントにて集客をされている。
私はほとんど競輪を失礼ながら知らないのだが応援する理由がある。
約10年の年月を掛けて昨年、競輪選手の夢を叶えた青年がいる。
その青年とはトレーニングジムで知り合いになった。
2次試験に2度不合格となり、一時は夢をあきらめ私の紹介した職場で働く決意をするが夢をあきらめることが出来ず、トレーニングを開始。
そして遅咲きながら見事合格して自分の好きな道へと自ら切り開いた男である。
寒い夜にビールとケーキを持って我が家に
「お世話になりました。 無事、試験に合格しました」
と報告に来てくれた時はうれしかった。
こちらが御祝いの祝杯をあげるところを彼らしい誠実な姿がここでわかってもらえると思う。
いつかはこのG1レースに出場するまでになってほしいもんだと応援している。
夢へ向かう姿は本当に素晴らしい。 苦しい分、その夢の扉を開けることが出来れば少々の困難があっても突き進める力がある。
ぜひ、湖国の競輪場へ足を運んで楽しんでほしいものだ。