こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
25年ほど前に電車好きの近所のおっちゃんが5歳の息子に
電車のおもちゃをくださった。
紐を引っ張るとぶるぶると震えて進む電車のぬいぐるみグッズである。
今はわが社の朝礼の際に緊張をほぐすために当番が握りしめて緊張をほぐるためにと
12年前からこのおもちゃんを使用している。
紐を引っ張ってももちろん動かなくなり絵柄は剥がれ落ちて手あかで
ボロボロだけど、交換しようという声がスタッフからも上がらないのは
愛着を感じているからであろう。
商品はいつからか汚くても少々痛んでいても剥げていても
捨てられない他の商品とは代えがたいものに成長していくものがある。
歴史を知り人間の思い出も商品に宿らせてしまうと
子供であれ大人であれ捨てることの選択肢は極端に少なくなる。
そんな代表格にタオルも位置付けられているとお客様の声をいただくと
感じる。
毎日使ってきたタオルを交換するのはなかなか忍び難い方も多いようだ。
私は人より物持ちがいいということで知られている。
小学校の給食で食べた献立のプリントも残っている。
それは母が大切に残してくれていたものから派生していつしか
思い出を大切にする慣習がついてしまった。
有難いことに商品ごとに私は過去へタイムスリップしては前を向いて生きていける。
過去を見る必要はないという方もいるしそれぞれだが私は
生きた過去を見て未来を見つめ創造し今を精一杯生きていくバランスが
性に合っているといえよう。
皆さんにとっても捨てがたい品は何かあるはずであろう。
その魂が宿った品にお礼をいうことで人生は楽しい方向へ向かうように思う。