こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
東京出張の帰りにタオルメーカーの木村さんを誘い出し野毛飲みを
リクエストしました。
そう、彼とは昨年に一度この場所を紹介してもらったのに
私が結石のため徘徊が不発に思った苦い思い出があったのでリベンジをと
お願いしたのである。
場所をおさらいしたい。
神奈川県桜木町駅を降りてすぐに存在するそのエリアは
ディープな店が立ち並ぶいわば関西風でいうとどてらい店が多いところ。
地下の世界もたまらなく昭和感が残っていて歩くだけでうきうきする。
一度は入りたいと思いながら通り過ぎるカット千円のお店は今日もタオルが山のように綺麗に積まれていた。
なかなか地元では見なくなったフルーツパフェのショーケースは小さい時に手が出なかった貧乏時代を思い出させてくれる。
一度は全部制覇したいという夢はおっさんになった今は現実から程遠い儚い夢となっている。
まずは地下で喉を潤おそうと立ち寄ったのが大衆食堂 とぽす さん。
名物の煮込みとやきとん二本を生ビールで流し込む。
綺麗なお姉さんがセンターに立ってくれているから誘いに乗ってしまった形だ。これもまあよい。
木村さんも酔わないうちに一枚写真を撮っていたが多分その写真以外は撮ってなかったように思う。
まずは誰と飲むかもこうゆうときは大事にしている。
仕事の話しをいっぺんとうにするだけでは辛いし、くだけた話しばかりでも飽きてしまう。
木村さんとはほど良い距離感で語れるからエンドレスになっていく。
時間はまだ13時なのだから夜までは長いが・・・。
30分も腰を据えると根が生えるので次々に町を練り歩くことにする。
野毛でも有名な餃子屋さんをのぞいてみる。
ツッコミどころ満載!チンチンラーメンに毛沢東もビックリ餃子!三陽さんだ。
木村さんの餃子はいつもシンプルに胡椒と酢である。
私は最近はもっぱらタレをつけずにその餃子そのものを味わうようにしてるが確かにここの餃子も
何枚も食べれてしまいそうだった。 空芯菜と餃子とハイボールで結構テンションが二軒目でマックス状態に
なってくる。
つっこみどころ満載のネタが所狭しを貼ってあるが時事ネタも彼らの中では経済を活性化させるための発信なのだと感じる。
カウンターには名物大将がお茶を飲んでいたが絡まずにごちそうさまだけ伝えて店を出た。
まだまだ陽は高いが人の繰り出し方が半端ない。 聖地と化した野毛はこれからなのだ。
15時からオープンのタイミングで前を通った もつしげ さん はこの町でもファンの多いお店である。
10分待って一番乗りに入らせていただくと名物の塩もつ煮込みがほどよくしてから出てきた。
シンプルな味付けだがこれがまた酒をそそる。
この店のおすすめと言われたレモンと梅の焼酎ハイを二杯飲みながら前に席を移ってきた女性に話しをかけて野毛の魅力を聞いていく。 なんと多い時は彼女たちも6軒回るという。
どこの店も千ベロと呼ばれる金額で腹が太った(今治では満腹の意味)という木村さんに私はスイッチが入ってしまってるので
ソース焼きそばの店に立て続けに行こうと誘ってしまう。
焼きそばセンター まるき さん。
私は焼きそばだけでいいと思っているのに木村さんはコロッケにハムカツまでオーダーしてハイボールでかっくらうが
これまた普段はソース系を食べないため食欲を増幅させていく。
木村さんにその店で販売しているソースを持ち帰りで買っていただいた。
ちょっと山下公園まで散歩して休憩しませんかの木村さんの声もほとんど届いてない私は野毛の町を記憶の薄らぐ
目で眺めていると 野毛たべもの横丁の扉を見つけた。なんと色々なお店が軒を連ね若い連中で盛り上がっている。
寿司屋・串カツ・スナックに鉄板焼きなど便所をひとつに介して敷居がない場所だ。
ふらりと案内された一銭焼と鉄板料理鉄板焼 肘鉄 HIJITETUさんで異国のビール飲み比べをしてみた。
ここではパッタイとまたまた餃子をオーダーして別腹だと流し込む。 あー美味い。
完全にキャパオーバーだ。
最後にたどり着いたのは写真冒頭に出てきた野毛のスナック街でネオンを灯す チェリーさん
何を食べても飲んだも歌っても明朗会計が気持ちいい! 小さな空間は出会ったみんなが友達になり良き昭和の世界を
堪能させていただいた。 久しぶりに千昌夫さんの味噌汁の詩を歌ったのは言うまでもない。
外へ出れば横浜の観覧車がライトアップして綺麗に見える。
都会の幻想の中で昭和を堪能しつつ若い連中も受け入れている野毛の町。
いつまでも残したい街並みを思いながら新幹線に飛び乗り滋賀へ帰ったのである。
楽しい時間をありがとうございました。 体重計と血圧計は1週間使用しないことは書かずとも察していただきたい。