３名のタオルソムリエが在籍する 「タオルはまかせたろ」ブログ こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
雲は湧(わ)き 光あふれて
天高く 純白の球
今日ぞ飛ぶ
阪神電車の宙吊り広告に描かれた「栄冠は君に輝く（全国高等学校野球大会の歌）」。
（加賀大介作詞・古関裕而作曲）
幾度と聞いたフレーズにメロディをつけて
心で歌っている。踊っている。
早朝、お盆というのに空席の目立つJRに揺られ滋賀から出発。
特急の阪神電車に飛び乗り阪神甲子園球場に向かうにつれ
満席の車内は球児の熱い思いを待ちわびるファンでひしめき合っていた。
龍ちゃんの額から流れる汗は時空を超えて私を高校時代にいざなう。
あれから30年の歳月が流れ二人は初めて甲子園へ行く。
あの時に白球を追いかけながら届かなかった聖地へ・・・。
大会第6日。 球場へ入るチケット売り場は早くも長蛇の列。
二人で心が高ぶるままバッグスタンド裏に席をとる。
あこがれの甲子園に二人で席に座る。
できたての我が社のオリジナルマフラーで今からドラマが始まる球児にエールを贈る。
阪神園芸の方々がグランドに放水する放物線を遠くに見た。
すべての人たちがここでは一つになっていく。
銀傘の下で甲子園の浜風を浴びながら私と隆ちゃんは１０度以上違う炎天下のもとで
元気にホームベースをめがけ駆け寄る球児に熱い視線を送った。
さぁ、プレイボール。
鳴り響くサイレンは９９回の大会となっても変わっていない。
アルプススタンドから母校の応援にブラスバンドが鳴り響く。
詰め掛けた満員の甲子園球場で彼らは広い甲子園を元気に走り回っていた。
キャッチャーミットが鳴る。
金属バッドが鳴る。
アンパイアがストライクを放つ。セーフを放つ。
一つのボールに全員が歓声をあげながら拍手を送る。
その夢舞台にはつらつとした選手はここまでくるのにすべてを捧げてきたんだろうと
思う。
朝8時45分。
学校の授業が始まるチャイムがなる時間やなっと当時のことを思い出しながら
朝ビールで乾杯した。
こんな形で二人で球児を見られるなんて当時は思ってもいなかったことである。
１試合、２試合と二校の校歌を聞かせていただいた。
胸を貼った球児の背中はまるで私たちより大きくそして立派に見える。
夢を追うがむしゃらな気持ちは誰も邪魔できない。
それを叶えさせてくれる場所、甲子園。
負けても勝っても手に入れるチームメイトとのかけがえのない時間は
今しかできない大切な時間。
選手の数だけ涙の数だけドラマの数だけ甲子園球場に蔦が映える。
たくさんの感動をありがとう。
また来年も来ようと隆ちゃんと誓い球場を去った。
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