大掃除も大半を終えた午后3時、神さんの榊を買いに行ってきて
と言われまして、ブラリと散歩がてら昔、住んでました、滋賀里の
町まで歩いてきました。
そこは琵琶湖が見渡せる素敵な山沿いにあります。
凛とした冬ならではの冷たい空気の中、1時間ほどゆっくり歩きました。
田んぼの脇にある、たわわに実った柿の木の向こうには
綺麗な琵琶湖があり、その上には白い月が出ていました。
道沿いに見える民家からおばちゃんが体を乗り出して
2階の窓ふきをされてます。
すれ違うのは犬の散歩の方だけで時が止まったかのような
時間を過ごしました。
1時間ほど歩いたのですが、無に近い感じでしたね・・・。
その中で唯一、考えていたことは命の使い方です。
出掛ける前に大河ドラマの五藤吉兵衛(武田鉄矢さん)が功名が辻ぞぉと
命を懸けるシーンがありました。
戦国武将は命の使い方を知っていたと話されていたのが
頭に残っていたんでしょうね。
今の方は命をどのように考えているのであろうかと。
私は今後、この命をどのように使っていこうかと。
ふと考えました。
農村の風景を見ながら、そこでメンコやコマを回したその地で
ノスタルジーに浸りながらそう考えてしまったのも歳をとった証拠かも
しれません。
答えが明確にならぬまま家に帰ると手には榊が1つだけ・・・。
対で買ってくるように言われていたのに・・・(笑)
もう一度、買いにいきましたが、それだけ心がゆるんだ時間を
過ごせました・・・。