二つの涙がある ラグビーW杯 日本対スコットランド

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

 

昨夜の日本列島は歴史に残る明暗のニュースが私のSNS上に流れた。

 

涙にも2種類が存在するのを改めて知る。

 

本州を通り抜けた台風とラグビーワールドカップ大会日本対スコットランド戦。

 

私は前を向くために視点を読者が元気になる投稿を意識して書き続けてきているのでその意志をご理解頂きたい。

 

開催か中止か?のニュースが流れる中、主催者ならびに自治体の方々の努力から無事に開催された裏方の皆さんをまずは私たちは感謝しなければならない。

ピッチに立つ選手が台風により被災された方々へ黙祷を捧げ国歌斉唱に続く際に観客の目にも涙が映し出された。

 

トライを決めた稲垣選手のインタビューにはラグビーしか元気を与えられないので少しでもラグビーを通じて伝えられればというコメントが出るのはラグビーというスポーツの本質を物語っていたと言えよう。

 

試合は国民がワンプレーごとに手に汗握り応援していたことが誰もが想像できるであろう。

 

彼らはこの日のためにと絶えず自分を信じてやってきたという。

 

それは単なる奢りではなく本物であることを試合を通じて国民皆んなが信じるようになった。

 

スクラムの強さ、タックルの速さ、パス回しのスピードは見ていても爽快だ。

 

相手チームが突っ込んできてももうラインが出来ている。

 

「何人の日本チームがグランドにいるんだ⁈」

 

相手はそう思ったに違いない。

ぶつかって倒れても倒れても素早いプレーに繋げられるポジションに戻れるのは彼らが何度も何度も死ぬほどの練習で培ってきたラグビーなのだ。

 

そして正確に蹴り出されるボールが自らの方向に転がり込むようにラグビーの神様は練習の成果を認めてくださっている。

 

信じ切った彼ら一人一人の姿勢こそ国民皆んなを信じさせてくれる応援に変えたのだ。

 

カントリーロードの替え歌から生まれたヴィクトリーロードの歌が彼らをひとつにしブレイブブロッサムズのユニフォームを着用したサポーターが呼応するシーンはスポーツが国を変える象徴に思えた。

 

スコットランド選手のタフな試合を挑んできたからこそあのような歴史的な試合になったことも忘れてはならない。

試合はいつもフェアである。

だからこそ心から感動するのだ。

ラグビーのノーサイドはそれを強く私たちに教えてくれる。

 

残念ながら台風の影響により試合が中止となった国もある。

カナダの選手は開催町であった釜石の被災地でボランティア活動をしたというニュースは感動とともに国を背負い代表となる選手の高い志が宿るからこそ出来る器なのだと改めて思う。

 

被災地の方々がすぐに彼らの取り組みが伝わる術もないかもしれない。

インフラが途絶えてしまっている状況で不安な日々が続かれることを思うと軽率な行動も言葉も見つけることは難しい。

 

明日は我が身であると考えて誰もが相手を思い自分を信じて生きていくことを強く思うようにラガーマンから私は又ひとつ教わった。

 

素晴らしい試合をありがとう。

 

本当に感動をありがとう。

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