３名のタオルソムリエが在籍する 「タオルはまかせたろ」ブログ こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
クリーニング屋さんでタオルをクリーニングする！というイメージは
12年前に仲間のクリーニング店の仲間を訪問した際に思い描いた構想でした。
なぜ、タオルを大切な衣類と同じ高価で気に入ったものであっても
洗濯のプロであるクリーニング屋さんに出さないのか？
またどうすればクリーニングしたくなるタオルができるのか？
またそんな生活文化にしていくこと可能なのか？
と絶えず考えていました。
発信は情報となって返ってくるというのが私のビジネスにおける
大いなる答えでもあります。
しっかりと縁者がつながりそしてそこにチャンスと今までにない世界観が
広がりだしていくのでワクワクが加速していく時がたまらないのです。
今回もあるセミナーでクリーニング経営をされている取締役であられる薄井さんをご紹介していただきました。
クリーニング店もさることながら経営方針が素晴らしいのでぜひ現場を見にいかれたらいいと
いうことで早速東京の玉川学園前の富裕層の多い街にある株式会社ニックさんへ
お邪魔してまいりました。
薄井さんの会社でもあるNICさんは現在は１２店舗を経営する70余年の歴史を持つ会社です。
特徴はすべてのお店がユニット型クリーニング店、つまり商品をお預かりしたその場で
ドライクリーニングからシミ抜き加工などを行い独自店でお客様にお戻しするスタイルで
行っておられます。
また最大の魅力は単なる汚れを落として綺麗にするという使命でなく
「届いた商品を蘇らせるプロとしてファッションケア」という分野にフォーカスした
サービスをされているのです。
忙しい中、水野店長にお客様の窓口接客のタッチポイントから
商品の分類と流れ、それをクリー二ング加工していく作業現場の詳細まで
見学をさせていただきながら体験までさせていただきました。
そもそも皆さんの中でドライクリーニングという存在は
言葉だけで知っていてもどのような加工を指しているかご存知でしょうか？
ドライクリーニングは水を使用しないで石油系の有機溶剤と界面活性剤とで
ドラム式洗濯機で乾燥まで仕上げる方法です。ここではパークロエチレンを使用されています。
特徴はもしティッシュを水で洗濯するとバラバラになりますが
ドライクリーニングはそのままの原型で洗濯されてきます。実際に実験してくださいました。
つまり型がくずれたり縮んだりせず形態がそのまま保持される洗濯方法なのです。
またクリーニングの概念はアイロンをかけてしわを伸ばすという工程を想像しがちです。
現に私の出しているクリーニング店は綿のスーツがテカって仕上がりが残念な結果となってますし
ペタンとアイロンで平面になった仕上がりで返ってきたりもします。
しかしここのニックさんの仕上げはふっくらと仕上げて商品ごとに顔を作って差し上げる
ファッションケアを取り込んでますので出来上がりが綺麗といえます。
時にはシミを感じたら無料で処理されています。
毛玉がある場合は無料で毛玉処理までされていました。
まさに大切な衣類を一緒になって綺麗に仕上げるプロなのです。
こんな場所に大切な衣類はお任せしたいと誰もが思うのはクリーニングを
されているのではなくファッションケアを理念にされているからなんだと感じます。
現在宅配クリーニングも始められ全国的にリピーターさんが増えておられるのも
納得です。
そんな中で一番はじめの問い合わせがエステサロンのタオルのクリーニングが
可能かという問い合わせだったそうです。
そしてはじめてそれが一般業者のクリーニング店でタオルは法律により
お受けできないという現実を私は知ります。
薬剤や消毒などの関係をもってすればリネンサプライの業者で行うように
法律でなっているということを知りました。
それが家庭使いのタオルであってもお受けできないとのこと。
しかしそれも新たな私にとっては情報で進歩です。
貸していただいたタオルをお返しするのに家庭洗剤では失礼ということで
クリーニング店でお願いしたいという方もおられるそうです。
間違いなく日本文化として礼の世界からあることだと思います。
それならばどうしていけばいいかを考えるのが私の仕事です。
まだまだアイデアは薄いですがしっかりと業界の発展をベースに
仕組みを考えていきたいと思います。
貴重な時間を本当にありがとうございました。
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