<質問>
プロジェクトを進めるとき、コンセンサスの確認、ベクトルの確認をするうえで、
社員の方々との間で、どのような点に気をつけていますか。
(明治大学商学部 進藤昭寿さん)
進藤昭寿さん、こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】京都工芸の寺田です。
ご質問ありがとうございます。
一緒に考えていきたいと思います。
お父様の美容院はお一人で経営されておられますでしょうか?
もし従業員様がおられましたら無言の中で鏡が手渡され、無言のままでハサミが用意され、そしてクロスがはずされて髪の毛が首につくのをはたいて満面の笑みでお客様をお送りされておられることと思います。
てきぱきした動作は何の不要な動きもありません。
大きなプロジェクトも小さなことであろうとも繰り返し作業の中で身につけるまでは目を見て納得するまで話すことが大事です。
手を差し出して、すきばさみが欲しいところバリカンが渡されることはどんな職場でもあります。 人は思いこみがあるもんですから。
それをなくすには些細なことでもやはり丁寧に話すことだと思います。
「わかっているやろ!」っと心の中で思わないことです。
「すまんが、こうする時はこうしような。」
「こうしたいがどう思う? そうかやっぱりそうか。わしと一緒や。」
「確認やけどこうやったな? 確認や。」
「ここがどうも違うな。 どうしたらええと思う?」
「こんなふうに感じるがどう思う」
それでも上司にいいにくいとの環境になるとメールでの対話も当社は取り入れてます。
そこでもやはり確認をしっかりしてベクトルを揃えます。
社員は経営者の志に従わねばと思いがちです。
そこへ高い気持ちで社員が納得してもらうには語り上手でなければいけないと思います。
外で良くても中悪しはあきません。 商売人に多いです。
背中を見て育つと語ることなく学んできたよいう自負があるからです。
でも語り上手でないとコンセンスもどうなのか分からないことが多々あるのです。
しかし、プロジェクトが成功した時は全員が喜びます。
話すことそして確認すること。大事ですね・・・。
自分に言い聞かせています。
質問ありがとうございました。